中島追跡日記

サザエの攻撃はまだまだ止まらない。
叩きすぎたせいなのかのかすっかり金属バットはグニャグニャにひん曲がり、花沢の血で完全にドス黒く、塗装されたよ。
さらにサザエは花沢の髪を掴むとそのままジャイアントスイングの要領で花沢の体を振り回し始めた！！
凄まじいスピード回転に、さすがの花沢の髪も耐えられなかったらしく、花沢の頭からブチブチと髪がちぎれる音がしたよ！！
そして花沢の頭から髪がちぎれ回転から弾き出され、そのまま水飲み場に直撃。水飲み場は、みごと木っ端微塵になった。
壊れた水飲み場から大量の水が花沢に降り注いだ。
｢アンタはやり過ぎたの。だから待ってたわ。アンタに隙が発生するのを。カツオには悪い事したけどね。だからカツオの犠牲に報いる為にも今日、この場で、アンタを・・・・・・・｣

｢ブ　チ　殺　す　っ！！｣
　
サザエは何を思ったか突然公園に一番近い、電信柱に攻撃を始めた！！
電信柱はサザエの蹴りで、傾いた。
そしてサザエは包丁を投げつけ送電線の一本を切断した。
切れた送電線の先には水溜まりが、そして水溜まりの水源は・・・・・・
そう考えた瞬間、

バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチッッッッッッッ！！！！
電撃だっ！！！！
サザエは花沢に電撃を浴びせたのだっ！！！！
さらにサザエはゴム手袋をはめ｢花子さん、可愛想だから助けてあげる｣といって電線を水溜まりから離したんだ。
そして電線片手にぐったりしている花沢に近づくと、｢あ、ごめん。手が滑った｣と言いながらワザとらしく花沢に直接電線を当たるように離した。
バババババババッ！！！！さっき以上の電流が花沢を襲った！！！！
しかし、ここまでやるか？いや、当然だ。
サザエが離れた瞬間なんと花沢が爆発した！！
なんと花沢はオナラをして火花が引火、さらに肛門が開いた為体内の濃縮されたガスに誘爆したのだ！！
嬉しい偶然だ！！
ソレを見届けるとサザエは磯野に駆け寄った。
｢大丈夫！！カツ・・・・うげぇぇぇぇっっっ！！｣サザエはカツオの口内の汚物の匂いに耐えきれず磯野の顔に吐いた。サザエは、ひとしきりゲロを(わざわざ弟の顔の上に)吐いた後すっきりしたのかなんとか磯野を病院に連れて行く為に思案していた。が、その直後、まさにその直後だっ。
サザエの背後、つまり花沢のいる位置からものすごい殺気、いやむしろ妖気だ。すごい妖気が発せられていた！！
俺はおそるおそる、その方角に目を向けた。
あの獣だ。
花沢はまだ生きていた。
前身真っ黒になり、髪はチリチリ、メイド服が首の回りに残すのみで、ほぼ全裸だ！！
そんな恰好で花沢は仁王立ちしていた。

花沢は笑っていた。
笑った瞬間、口の中から煙が出た。
｢お姉さん、すげぇよ！！アンタ最高だよ！！アタシ実はね前々から思ってた事があるのよ。一度やってみたかったのよ。磯野君とは犯りたかったの。そして、お姉さんとはねぇ・・・｣
｢殺りあってみたかったのよおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっ！！！！｣
花沢が猛然とダッシュした。
サザエに迎撃の用意あり。死闘の幕がきって落とされた！！！！